永遠はわが王のために ミゼリコルドの聖杖

「そこへいくの?マウリシオ」
「いいえ、行きません」
彼はアルフォンスを地面に下ろして、その前にゆっくりと膝をついた。
「ずっと殿下のお側におりますよ。いつまでもいつまでも、この命がつきぬ限り、永遠に……」
そうして、小さなアルフォンスの手を取って、甲に唇を押し当てた。

「わたしの、殿下」

涙涙な物語でした。ああ……→ 感想