銀月のソルトレージュ3 琥珀の画廊

「ううーんと、その辺りを話そうとすると、長い話になってしまうんですが……」
アリスが、また立ち止まる。
「まず、わたしは、リュカさんの恋人じゃ、ありません」
声が変わっていた。それは、聞いているほうが思わずぞっとするほどに冷たく、そして寂しい声だった。
「恋人になんて、なれなかった。……ううん、違う。恋人になろうなんて願いそのものを ― 結局、最後まで、持てなかった」

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