戦う司書と虚言者の宴

リビアは、何の力もないただの人でありながら、カチュア打倒に一役買った。ハミュッツと渡り合い、逃げ切った。そして、天国を滅ぼすというとてつもない戦いの契機まで作った。そんな戦いを乗り越え、全てに勝利を収めながら、あろうことか平穏な余生まで手に入れたのだ。
「殺さないわ。あなたの勝ちよ。完膚なきまであなたの勝ちよ」

全編を覆う緊迫感にしびれました。秘密を知る者たちの駆け引きには、やられるしかなかったですね。大絶賛。→ 感想