彩雲国物語 白虹は点をめざす

でも、この王は違う。
「……ひとりぼっちなのね」
「……二年、よく頑張ったと思います」
疲れ果てたような劉輝の泣き顔が、邵可には痛々しかった。
どうして楸瑛が十三姫を置いていったのか。王のこの姿を見ればわかる。
「……もう、限界なのね……王様」

王様の決意が描かれるお話。次の巻あたりから盛り上がっていきそうな感じですね。→ 感想