2007-10-24 火の国、風の国物語 戦竜在野 book ☆☆☆☆ 師走トオル 「聞け、アレス。わたしには王女という運を拾った者の義務として、叶えたい三つの夢があるのだ」 「……どんな、どんな夢ですか」 少年が問いかける。 王女は空を見た。空が好きな王女だと、少年は思った。 その口から三つの夢が紡がれる。 「子が腹を空かせぬこと、母が嘆かぬこと、恋人が引き離されぬことだ」 助言者なる怪しげな存在が、迷いを増やしてくれる戦記ファンタジーもの。これは面白い。小さな王女の志が素敵すぐる。→ 感想