花闇を抱きしもの (下) 封殺鬼シリーズ 11

「桐子?」
「これが……最後だ」
ぽたぽたと涙をこぼしながら、桐子は小さく言った。
「もう、二度と、泣かぬ」
「――」
「私は神島の、当主だ。何があっても、……もう、二度と……」

素晴らしい。これほどの物語を読めるとは思ってもいませんでした。 桐子の物語であり、ひとつの時代が終わるという物語でもありましたね。ルルル文庫も、手に入れますよ、僕は!→ 感想