グランドマスター!呪われた女騎士?

「ほら、こんなにお胸があるのに……まあ」真正面から胸をさわって「わたしよりあるわ」とつぶやく。
「総長。そっとしておいてあげなさい」
「だって、やわらかくて気持ちいいんですもの」
あとすこしでもシーカの性的嫌がらせ―やってる当人に自覚はないらしいが―を受けたら、このプラチナブランドの北国の貴族の精神はこなごなにこわれてしまうのではないかと思われた。
しばし迷ったすえ、苦悩をふりきり、シーカの方に両手を置いてハルセイデスは言い聞かせた。 「わたしの尻でがまんしてください」

このセンスは、たまらなくツボに入る。特別何があるというわけでも無いのに、素晴らしく楽しめる旅物語です。→ 感想