さよならピアノソナタ

「バンドがもしひとりの人間で。ヴォーカルが頭で、ギターが手。ドラムスが足だとしたら。ベースはなんだと思う?」
先輩は薄く笑って、それからすっとぼくに身体を寄せてきた。
「ここだよ、少年」
先輩の手のひらがぼくの胸に押し当てられる。
「心臓だ。わかる?きみがいなければ、私たちは動かない」

これは素晴らしき青春小説でした。何も弾けないけど、バンドとかやりたくなる。→ 感想