影喰らい 封殺鬼シリーズ 15

「未来がわかったところで、私にはどうすることも出来やしないんだ」
高遠は目を見開く。
遠い過去に聞いた言葉が、瞬間、泰親のそれに重なった。
言い回しも、意味する状況も、まるで違う。けれども。
そこには、同じ哀しみがひそんでいた。

ちょいとしんみりさせられましたが、したたかな妖怪たちの姿が印象的な番外編でした。→ 感想