グロリアスドーン 5 少女は閃光をまとう

「そうそう、それよそれ!問題はドリルなのだ!!」
アーネチカはティセを指さし、声を張り上げた。
「あななたち貴族にはドリルがない!!」
その言葉にティセはアーネチカの方へ向き直り、受けた衝撃の度合いを表すかのように、ぱっと両手を大きく広げる。
「痛いところを突かれてしまいましたね」

「ドリルは素晴らしいものですが、それだけに皆さんに広く分け与えなければなりません。市民に一本でも多くドリルが行き渡るよう、私たち貴族は敢えてドリルを装備していないのです」

本当かよ!と思いつつ、ドリルの魅力がだんだん見えてくるから怖い。じゃなくて、この四姉妹の確執がどうなっていくのか気になるばかり。→ 感想