宮廷神官物語 少年は学舎を翔ける

「孤独には、なりませぬ」
頭に浮かぶより先に、唇が動いた。
「孤独になど……させませぬ。私がいる限り」
鶏冠の言葉を聞き、ふ、と姫が笑う。
「似たようなことを、私に言ってくれた者がいる。……それだけでどれほど心強いことか。まだ生きていけると、思えることか」

新キャラのお姫様がとても格好いいけど、一番好きなのは、師範の考苑遊ですね。あの飄々とした姿がたまらん。→ 感想