2008-02-06 ばいばい、アース 3 爪先立ちて望みしは book ☆☆☆☆☆ 冲方丁 「なるほど、それか。あなたが信じているとは、ベルが俺を倒しに来ることか」 シェリーは答えない。ただ、自分でもその答えに戸惑っている顔を、無邪気にもあらわすばかりだった。 「滅ぶさ」 彼はしいてシェリーから目をそらし、殺伐として呟いた。 「俺が、滅ぼす」 剣ひとつでここまで心を揺さぶられるとは思わなかった。最終巻が今月出るらしいので、今からものすごく楽しみです。→ 感想