予言の守護者―ベルガリアード物語(1)

「これはおまえ自身の問題だ、ガリオン」ミスター・ウルフは言った。「そのために人を悲しませるのが正しいことだと思うかね?」
「ううん」かろうじて聞こえる程度の声でガリオンは認めた。
「おばさんもわしも見かけどおりの人間だ」ウルフは静かに言った。「人々はわれわれについてたくさんのばかげた話をでっちあげたが、じつのところ、そんなのはどうでもよいことだ。やらなくてはならぬことがあり、それをしなければならんのがわれわれなのだ。大事なのはそのことなのだよ。世の中が自分の思うようにならないからといって、おばさんに迷惑をかけてはいかん。そんなのは子供っぽいだけでなく、ぶしつけなことだ。おまえはそんな子ではないはずだぞ。さあ、おばさんにあやまるべきだと思うが、どうだ?」

おばさんおばさん言うから、もっとお歳を召した人だと思ってた>ポルおばさん。冒険は始まったばかりだというのに、すげー面白いんだけど、ゐんどさん曰く「真価は2巻から」らしいので、すっごい楽しみ。→ 感想