魔術師の城塞 ベルガリアード物語 4

「二人で水浴びしたときに、わたしにキスしたいってあなたに聞いたこと覚えてる?」
ガリオンはもはやしゃべることもできず、黙ってうなずくばかりだった。
「まだあのときのキスをわたしはもらってないわ」彼女は茶目っ気たっぷりに言うと、立ち上がって、つかつかと彼に近づいてきた。
「あのときのキスを今いただきたいわ」彼女は小さな手でガリオンの胴着をしっかり握った。
「リヴァのベルガリオン、あなたはわたしにキスする義務があるわ。トルネドラ人はもらうべきものは必ずもらうのよ」

(銀英伝風に)ジーク、女王、セ・ネドラ様!これからどうなるのかすんごい楽しみ。→ 感想