キルゾーン グッドモーニング・ボルネオ

自分は、いつだってこの地面に足をつけて生きてきた。空の魔力など知らないところで生きてきたから。
閉じた瞼の端から、透明な筋がこめかみへと伝い落ちる。
ティナは、右手をそっと腹部に押し当てた。
― もっと、みっともなく振る舞える勇気がほしかった。

戦場で生まれる恋の切なさと愛しさが素敵でした。お幸せに。→ 感想