封殺鬼 鵺子ドリ鳴イタ 2

茶吉尼といわれる娘。
だが。
―泣きそうに見えた。
あの屋敷で、当主が子供みたいにゲンコツをくらって、鬼に叱られて。
たとえ彼女にまつわる噂にすべてが事実なのだとしても。
あの時の桐子は、俯いてまるでどうしていいかわからなくて、今にも泣き出しそうな、十四という年齢よりもまだ幼い女の子にしか見えなかったのだ……。

こうやって気になり合う仲になっていくわけかー。次で一区切りつく(らしい)ので、どうなっていくのか楽しみ → 感想