アネットと秘密の指輪 お嬢様のおおせのまま

「まったく、素晴らしいよ!リチャード、君、僕のところへ来る気はないか?」
「!ユージン!」
「君のような従者がいてくれると、本当に助かる。まさに理想的だ!もちろん、待遇は保証するとも」
「リチャードはあたしのよ!」
今にも手を握り締めんばかりのユージンの様子に、アネットは慌てて声を上げる。だが、そこで二人が一斉に彼女を見つめたので、ようやく失言に気づいた。
「あ!いやあの、あたしのっていうか……うちの大事な執事なの。取らないでよ!」

貧困層からお嬢様へ。元気すぎて素直になれない女の子が、執事に恋をしたら……という状況に萌えないわけがない!面白かったー。 → 感想