アスラクライン 10 科學部カイメツ

「環緒さん……」
僕は必死で彼女の名を呼んだ。闇の重圧が勢いを増し、傷ついた黒鐵が苦悶の声を漏らす。
その闇の圧力に僕の意識が飲み込まれる刹那、環緒さんが、どこか舌っ足らずな悪戯っぽい声で、僕に囁いた。
「だいじょうぶ……あなたには操緒がついているわ」

前作がコミカル話だっただけに、今回の出来事が衝撃的でしかたなかったです。ああ、どうなるんだろう…… → 感想