サークル・マジック サンドリと光の糸

「おまえがどんな人間になるのか、わたしにはわからない」ローズソーンは茶色の瞳でブライアーを見すえた。
「おまえはやがて、アース・テンプルの真の魔法使いになるかもしれない。アース・テンプルに所属し、ペプルド海の北部でもっとも売れっ子の園芸かになるかもしれない。それはすべて、おまえ次第だ。いいかい、ひもじさとはもうさよならしたんだ。食事を一回か二回抜くことはあるかもしれないが、飢えることはけっしてない。わたしの言葉を信じなさい。二度とわたしに、おまえのあとをつけさせるような真似をさせないでおくれ」

糸を紡ぐとか、植物を育てるとか、そんな魔法が出てくるけど、メインは問題児たちがまとまっていく宿舎ものっぽい物語でした。普段厳しい言葉をかけるのは、それだけ相手を思っているからだという先生の言葉が印象的。→ 感想