神様のメモ帳 3

「僕が、強いんじゃないです。まわりにいつでも、誰か支えてくれる人がいたから」
「それでいいんだよ。運も実力のうちっていうだろ。あれは嘘だけど、こっちはほんとだ。仲間は実力のうち。それは、お前の世界の強さなんだから」
僕の世界の、強さ。
それも今、端から端までぼろぼろになっていこうとしているのに。
「だから、信じてやれよ」
ミンさんは僕の手首をぎゅっと握りしめる。
「おまえの世界は、そんなに脆くないよ」

帰ってきた彩夏と、テツ先輩のお話が切ないです。これで一区切りになるのかしら。→ 感想