Xトーク

「それじゃあ、用意してきたお話を一人ずつ語っていきましょうか」
管理人とおぼしき女性が言った。
「あの、その前に自己紹介は……」
おそるおそる訊くと、彼女は艶やかに微笑んだ。
「話をすることが、私たちにとって何よりの自己紹介でしょう?」
彼女は私たちをぐるりと見回し、「さあ」と言った。

「怖い話をいたしましょう」

ふいにゾクっとさせられるような、そんな怪奇小説でした。ああ、たまらない。→ 感想