花園のエミリー 鉄球姫エミリー第三幕

「グレン」
いつの間にかエミリーがグレンに体を向けていた。目尻でかすかに光るものに、グレンは気づかぬふりをする。
「妾は死に栄誉など感じないぞ。むしろ、死を侮蔑する!」
叫ぶように言った。
「例えば貴様が妾を護って死んだとしても、妾は貴様を罵ってやる。あらん限りの辱めをその死骸に与えつくしてくれる。恐ろしいと思うか?」

たった一行でやられました!すげー、ゾクっときた。これは次もすっごい楽しみです。 → 感想