戦場のエミリー 鉄球姫エミリー第四幕

「阿呆」
いきなり引き寄せられた。
エミリーの手がグレンの頭の後ろへ回されていた。
一瞬、涙が止まった。驚きに声も出せず、濡れたままの目を瞬かせる。
「貴様の価値を決めるのは妾だ」

あのラストの衝撃から逃れられないまま、戦が始まり。また心痛む出来事が連続したけど、せめてこのふたりだけは……という願いは、はたして適うのかしら。 → 感想