2008-08-21 ブルーブラッド book ☆☆☆☆ 須賀しのぶ 答えは全て、出揃っている。しかし、彼は少しもそれに気づいてはいなかった。 いや、本当は何もかも気づいていたのかもしれない。彼の人一倍明確な理性は、すでに状況を正しく理解していたのかもしれない。 全てを承知で、答えから目を背けていたのかもしれない。 崩壊は、すでに始まっていた。 ヴィクトールとユージィンの若きころの出会いを描いたお話。ああ、もう涙なしでは読めない → 感想