「気をつけるのは、過去の悔恨と孤独。己を過信すること。道が見えなくなっても、決して諦めては駄目。心が凍える季節、未熟な魂は、あなたを深く傷つける」
「ましろ……？」
いい柾季、とましろは、柾季にだけ聞こえる、蜂蜜のように甘い声で囁いた。
「これは、最後の予言。あなたは魔女になる。おとぎ話の理想を具現化した、最高の力と美しい意思を持つ魔女。人を愛し、人を幸福に導く、とびりき一番の白魔女になるの。私が、そうしてあげる」
この過去は……一子からするときついなあ。でも、ここで諦めないのが彼女だよね？最終巻が楽しみです。 → 感想
