百億の星にリリスは祈り 黄昏色の詠使い 8

本当はわかっていたのかもしれない。知っていて、でもそれがネイトに知られるのが怖くて、自分の心も一緒にごまかし続けてきた。でもそれも限界だ。
ネイトがわたしをどう思ってるかじゃなく、わたしはネイトのことが……
『いい加減、自分でもわかっているのだろう?』
「……うん」

名詠式の真実と、クルーエルの存在意義が見えるお話でした。それでも決して折れない皆の心が、強く美しく見えました。さあ、次はどうする? → 感想