“文学少女”と恋する挿話集(1)

「ねぇ姫倉さん。前に、ドアを開けても、そこから出て行かないかぎり景色は変わらないって言ったでしょう?冬が終わるまで、部屋の中でじりじりしながら、無駄で退屈な時間を過ごさなきゃならないって。
けどね、わたしは、ドアのこちら側から外の景色を眺めて、あれこれ想像しながら過ごすのも、楽しいと思うの。
それは、絶対に無駄な時間なんかじゃない」

遠子先輩の魅力たっぷりな短編集でした。心葉もなかなかツンデレさんでにやり。 → 感想