真・運命のタロット(9)下「世界」

「未来を決めるのは未来そのものじゃないよ」
和国は噛んで含めるようにいった。
「運命の絶対性を説いて、未来に待っていることを語ったとしよう。今を生きている人間にすれば、予言みたいなものだね。だが、それが本当に絶対だかどうかは、さっきもいったとおりわからないんだ、そのときが来るまでね」

ここで終わるなんて、という悲鳴よりも先に鳥肌がたった。第三部マダー!?→ 感想