秋期限定栗きんとん事件(上)

「じゃあ、やっぱり別れたんだ」
「うん、別れたよ」
にこにこして、そう答える。すると女子生徒は、なにやら小さくこぶしを固めた。いったい、それが彼女と何の関係があるのか、いっこうにわからない。と、思考に入ろうとしたところ、彼女は、お昼の献立を決めるようにさらりと、こう言った。
「じゃあ、あたしとつきあおっか」

平穏な小鳩くんとは違って小山内さんは……何この暗躍。笑顔が怖いぜ。すげー気になるところで下巻行きなので、揃ってから読めばよかったと激しく後悔。 → 感想