キャンディ・ポップ(2)

(人生で二回になっちゃうけど、着られてよかったな。似合うって、言われたし……)
ヴェールの下で自分の髪を弄びながら、自然に顔がニヤけてしまっていた。
モデルになって良かった。きっとこんなことでもなければ、彼の前で着る機会など……
そこまで考え、唐突にハッとする。
(あっ……べ、別に、だからといってザオネイルがどうとか、そういう意味じゃ)

カミと王女の珍道中。カリスマ侍女話は笑まくりでした。二人の気持ちがだんだんみえてきて、いいねいいねー。 → 感想