とある飛空士への恋歌(2)

そんなことがあってたまるもんか。
いくら神さまが残酷でも、なにも悪いことをしていないわたしに、そんな酷い仕打ちをなさるはずがない。
いくら神さまが残酷でも ― そんなふうに人の運命を意味なく弄んだりはしない。

初めてづくしのそわそわ感と気に掛け合う二人のドキドキな様子がとても楽しかったけど、たったひとつの「噂」が混ざることで、こんなにも不安を呼び起こされるとは……クレアの胸に宿る切なさが遣りきれない。→ 感想