戦う司書と絶望の魔王

武装司書も、神溺教団も、君も、誰も僕を止められないのか。僕は、最大限に譲歩しているんだぞ。誰でもいい。僕を止めてみろと言ってるんだ」
ルルタは空を仰ぐ。
「本当に誰も、僕を止められないのか。本当に僕は、こうするしかないんだろうか」

人を愛したからこその救世主が……思いとは、良くも悪くも支えになるものなんだと痛感させられる物語でした。やりきれないものがあるけれど、ここで向かうのが力はなく、でも恋する思いを持って生きた彼の人だってところに痺れた。うわー、次なる最終巻がどうなるのか、ほんと楽しみ!→ 感想