封殺鬼 鵺子ドリ鳴イタ 5

「これ以上、乙夜に闇を喰わせるわけにはいかない」
したりとばかり、桐子は笑みを深くした。
「では、阻止してやろう。― この神国を護らんがために闇を祓う『戦いの行』。その大神業とやらをな」

まったく志郎は乙女心を知らないんだからと思いながら、素の桐子を引き出す手腕に拍手。桐子がホント可愛かった。それにしても、この国を思い、それ故に歪んでいく、人喰いの話はやるせないばかりでした。幕間って言葉に、次なるお話しもあるのかな、なんて淡い期待を持った最終巻でした。面白かった!→ 感想