烙印の紋章(4) 竜よ、復讐の爪牙を振るえ

「王女」
「は、はい」
なぜかこうして正面から向き合うと、ビリーナの小さな胸がざわめいた。しかし、視線だけは逃げずに、ギルのそrを重ね合わせる。
「そのまっすぐさを、失わずにいてほしい。たとえこの先、どんなことがあろうとも」

復讐か責任か。偽物疑惑が浮かび上がる中、自棄になってくオルバが痛々しかったけど、まさかこんな展開が待ち受けてるとは!派手さよりも、内に秘めた思いが見えてくるところにやられます。会談を通して、お互いを認め合うところとか熱い。どこまで計算尽くだったんだと戦慄させられるエピローグもよかった。続きがとても楽しみ。→ 感想