神仙酒コンチェルト―ブートレガーズ

「でもよお。結局はフォーチュン・ドロップに全部預けることになるんだろ?だったら信じようぜ。俺たちの密造酒をよ」
「……のるか、反るか、か」
ふと、ギルバートの背筋に冷たい電流が走った。憤りが溶け、頬が歪む。
「そうだな。結局この仕事は賭事なんだ」

ガンマンと会計士と親の借金に泣く少女が密造酒を作るお話。バラバラだった人たちがいつの間にか仲間になっていく展開にワクワクさせられる。しかもギャングの縄張りで評判の酒を作ってしまったからもう!ドキドキなサスペンスと、ハードな抗争と。最後まで面白かったけど、できれば恋愛要素をもっと・・・と言いたくなるラブコメ脳。→ 感想