三流木萌花は名担当!

「担当命令よ!孝一くん、明日から徹底的に『萌え』の魅力を特訓してあげるから!」
『萌え』の特訓って、どんなの……?
不安顔の僕の前で、萌花さんはニヤリと不敵な笑みを浮かべる。
「萌え死んだって、知らないんだからね」

ライトノベルを書こうとしながら萌えがわからない男の子のために、朝起こしに行ったり、お弁当持ってきたり、ツンデレてみたりと、女の子な編集さんが健気な実践を行うも、ことごとく通じないから、ニヤニヤが止まらない。でもたまに胸キュンしてりするから楽しいんだよなあ。作家さんと編集さんがそれぞれ頑張って作り上げていく過程がとても良かった。→ 感想