少年テングサのしょっぱい呪文

「あのね、バカだって思われることってそんなに怖がる必要はないよ。だってバカがバカだってことはちっともかっこ悪くないってば。バカはバカなだから、それ以上でもそれ以下でもないのよ。かっこ悪いのはバカを隠そうとした時だよ。バカを認めて「惚れられちゃってるよ、俺」とか嬉しそうに言ったとして、それでもし本当に相手に騙されたにしても、それはその時だよ。だいたい騙すやつが悪いわけで、何も天ちゃんが悪いわけじゃないんだから。バカでいいんだよ。男の子はずっとバカで」

子供達が騒いでるときのバカな楽しさにニヤニヤしてたら、邪神への依頼から始まる残酷さにやられました。邪神よりも人のが怖いってすごい。ショックを受けても立ち直ってく、子供達のたくましさも良かったです。いやあ、青春爆発だ。最後まで面白かった。→ 感想