獣の奏者(1) 闘蛇編

「エリン、おかあさんがこれからすることを、けっしてまねしてはいけないよ。おかあさんは、大罪を犯すのだから」
なにを言っているのかわからず、エリンは母を見ていた。
母は、微笑むと、エリンの頭を片手で抱いて、言った。
「生きのびて、幸せになっておくれ」

読み始めたら、止まらない。少女の目を通してみる生き物は、なんとワクワクさせられるものか。母を失った悲しみを胸に抱きながら、新たな出会いと共に少しずつ成長していく少女が素敵だった。いつの間にか母を追うところも。こんな終わり方されたら、続きを手に取るしかないよ!→ 感想