白山さんと黒い鞄(3)

「白山さん、」
「お願いだから」
衡の言葉を遮って、白山さんは真摯に見つめながら、口を開く。
「情けないなんて、なにもできないなんて、そんなことは言わないで。衡くんは、衡くんにだけは、そんなこと、言ってほしくない。だって、だってね、衡くん、わたしは、あなたのことが ―」

夏休みに海へ。いつになくテンション高い白山さんが可愛い。今回はむしろ敵に同情してしまうところがあるので、なんともやるせない気持ちになる。とはいえ、白山さんを引き上げていく仲間と、思い人の話は良かったです。それにしても最後の白山さんの発言は……爆弾過ぎる!→ 感想