火の国、風の国物語(8) 孤影落日

「おまえは別にジェレイドの元に駆けつけたときから<風の戦乙女>を名乗っていたわけではないのだろう?」
「そうよ。その後にちょっと色々あって、こんな格好をするようにまでなったの」
言って、ミーアは服をつまんでみせた。思わずアレスは目を背けた。
「き、聞いてみたいものだな。実際に何があったのかを」
「いいわ。じゃあ話してあげる。長い話になるけど、今のあたしたちにはそれぐらいの時間はありそうだしね」

ジェレイドやミーアが語る反乱軍の過去の戦い。戦いを重ねるに従って、ジェレイドが冷徹になっていく様が見える。それにしてもラストがやばかった。「え?」「まじで?」「うわあ〜!」と叫びたくなる。これからアレスに襲いかかる困難はどれほどか……→ 感想