彩雲国物語 暗き黄昏の宮

あの地震。星の特異な運行。目的をもって壊された碧州の神器。何より、縹本家と連絡が途絶えて久しい。あらゆる連絡手段が完全に遮断された。
何かが起ころうとしていた。……いや、少し違う。何かが終わろうとしていた。本当はずっと前から始まっていたものが、終焉に向かって転がり始めたような気が、した。

劉輝の弱さがこれでもかと突きつけられて重いなあ。手詰まりの中の選択は果たしてどうなるんだろう。一方の秀麗は、ぎりぎりのところにいても、やはり秀麗だと思わされる。元気さと真っ向から立ち向かう姿は、やっぱり輝いてるよ。どういう結末を迎えるか楽しみです。→ 感想