後宮小説

後宮の規則などは、とろけるくらいに軟らかく考えねば話にゃならん」

語り口がとてもユーモラスでしたが、それ以上に銀河が魅力的で、はじめは物知らぬ彼女にあきれながらも、だんだんと彼女に魅了されていくやり取りが楽しい。単に後宮のお勉強ものとしても面白いけど、国が滅亡に向かっていくあたりからの銀河の動きがまた面白かったなー。その後の話は蛇足と言わずにもっといろいろ書いて欲しかった。→ 感想