2010-01-12 夜魔 ―奇 book 甲田学人 ☆☆☆ いいのか?死ぬぞ? 私は自身に問うた。 それでも…… 私はそれでも………… 私は、私は、それでも………… この、釣糸を、あの美しい瞳に…………差し入れる事を、欲していたのだ。 幻想的な世界を見てしまった人たちの恐怖がここにある。薄刃の描写は読んでる方が痛くなり、蟲が蠢く物語はわかっていても悲しいものがあった。桜の下には何が潜んでいるか……とか思うと、ゾワゾワしますね。ただ、幻想的なせいか、僕にはそんなにこなくて、ちょっと残念。→ 感想