神さまのいない日曜日

「まあ聞けよ。……おまえ『あの夜』のことをしらないだろ」
ハンプニーは静かに話を続けた。
「例の<神様が居なくなった夜>ってやつだよ。知ってるか?」

墓守少女と彼女の住む村を壊したハンプニーの物語。何が起きているのか見えないまま進む話はもどかしいのに引き込まれる。たぶんどこがでわかってたんだろうなあ。何も知らない少女と、事情を知りながら恐怖を抱える男の話は、最後に幸せと涙を呼んでくれました。いいお話だ。→ 感想