楽園の魔女たち 賢者からの手紙

「ばかをおっしゃい、どうしてあたくしがたかが豆ごとき……」
「あれえ、でも」マリアが首をかしげる
「さっき笑ってたよね−?やっぱりうれしい?うれしい?」
(こ……このガキ……!とぼけた顔して目撃していたのね!?)
「えっ。ほんとに?」と心底おどろいたようにファリス。
「わっ、笑ってないわ、見まちがいよ!」
「……動揺している」びし、とおもむろにサラが指摘した。「あやしい」
「失礼ね、ちがうといったら……!」
「わーい、殿下が照れてるう」

様々な身分の女の子四人が、凄腕だけど怠け者な魔術士に弟子入りするお話。たのしかったー。師匠が問題児なら、弟子も問題児だ。ひとりひとりだとそれほどでもないはずなのに、四人集まるとかしましいですね。仲間になってく様子と、嫌がらせ試験を吹き飛ばす最強っぷりが楽しかった。→ 感想