世界平和は一家団欒のあとに(9) 宇宙蛍

「だからさ、あたしお姉ちゃんとして一度くらいはそのわがまま聞いてあげたいとか思うわけ」
そう言って、彩姉ぇの目が俺に向いた。
「あんたはどう?」
俺はへっと笑い、
「馬鹿野郎、こちとら七姉ぇのやりたい放題に付き合うのが日課だぜ。今さらそれが一つ増えたところでどうにかなるかよ」

最強の七美の物語。普段はのほほんとしてるけど、背負うものはこんなにも重かったんだなあ。宇宙から連れてきた女の子との交流が深まれば深まるほど、挟まれる様子が辛かったけど、そんな七美を支えるお姉ちゃんと弟が素晴らしかった。まったく素敵な家族だ、ちくしょう!柚島さんとの仲もほどよく進んでますが、そろそろ……かな?→ 感想