花姫恋芝居 恋の試練と白い玉

「香琴、痛い思いさせてごめん」
「いや、お主のせいではない」
「お詫びに、この報復はきっちり百三倍にして返すから、安心してね」
不穏な目をした弟に、香琴はなんだか嫌な予感を覚えながら、小声で提案しておく。
「中途半端な上に多すぎるから、せめて三倍返しくらいにしておかぬか」
「わかった。三百倍返しだね」
増えている。

横取りしようとするお嬢様のいじめっぷりが小物でしたが、愛する人への不安を感じながらも、困ってる子供達のために乗り切った香琴の頑張りがよかった。香琴の天然告白と、碧天の愛しさあふれる言葉に、こっちまで赤面しちゃうぜ。我慢しまくったあとのみんなの吹っ切り方がぱねえ!って感じで楽しかった。→ 感想