ひとりぼっちの王様とサイドスローのお姫様

「あのね、たーぼうも知ってるかもしれないけど、来年から女子も甲子園に出場できるようになるんだって。それでね、わたし、三年後、日本に帰ってくる」
少女の言葉の一つ一つに少年は素直にうなずく。
「その時、たーぼうとまたバッテリーを組みたい。そしていっしょに甲子園を目指したい。だから約束して欲しいの。高校生になったら、同じ学校に行くって。そしていっしょに野球をやるって」

女子選手だって甲子園いけるよってことで、幼馴染の男女が再会して、昔の約束どおり甲子園を目指すお話。説明がやや長く、部員集めには都合のよさを感じるけど、試合模様は面白かったし、ふたりの青春っぷりもよかった。あとはもう少し他の部員たちの活躍があればなあ。→ 感想