2010-03-06 鳥籠の王女と教育係 さよなら魔法使い book ☆☆☆☆ 響野夏菜 もし。もし。もし。ぐるぐると回る言葉を閉め出して、エルレインはもう一度、震える声でうなずいた。 「はい」 信じたいから。願いたいから。 これが魔法使いとの「さよなら」ではないと……。 揺れ動く様に切なさを感じていたけれど、まさか最後に……さよならという言葉の意味を知ったときに、それが完璧になしえたことに遣りきれなくなりました。→ 感想