烙印の紋章(5) そして竜は荒野に降り立つ

(思えばこの六年、おれの心臓は、オーバリーを殺すためだけに鼓動を打っていた)
(その目標もないいま、いったいおれの血は何のために流れて、おれは何のために眠り、何のために明日を迎えるのか)

第二部。オルバはタウーリアの傭兵に。目標を無くして苛立ちを隠せないオルバが、一兵から頭角を現していく展開は面白い。ちょっと甘いところもあるけれど、新たな目標を胸に、ここからどう上がっていくのか。ビリーナとの話はどうなるのか。楽しみでなりません。→ 感想